社会保険は加入しておくべきか?
社会保険は多くの人が加入していると思いますが、社会保険は本当に加入すべきなのでしょうか?
会社の決まりである程度の位置で、収入があると社会保険に強制的に入れられることがあります。
ただ、自分から入るとなると、少し迷った方が良いかも知れません。
まずは社会保険に入るための最低条件をご紹介します。
確か、1ヶ月に125時間以上働くという人は社会保険に加入する義務がありました。
社会保険の金額はそれほど高くないので、入っていてもそれほどお給料が下がる訳ではありません。
しかし、最近加入していない人も増えているようです。
つまり、社会保険に入ることでどういったメリットがあるのかわからない!という人が増えているのです。
確かに社会保険というのは入っていてもなかなかメリットを感じることのできない保険です。
健康保険ならば病院での治療費などを国が負担してくれるのでわかりやすいですよね。
ですが、社会保険は入っておきましょう。
社会保険の種類と存在価値
社会保険は、何か困ったことが起こった場合に公的なサポートを受けられるセーフティーネットです。特徴としては、保険方式を活用しているということが挙げられます。
被保険者となる私達自らが保険料を負担して、困ったことが起こった人に対しそのお金が給付される保険という仕組みが使われています。
また、制度を安定的に運営するためや、保険料の負担を軽くするため、または給付を手厚くするために国庫負担と呼ばれる税金が投入されているのも大きな特徴です。
この制度としては、老後の生活費となる年金の制度として国民年金と厚生年金の制度があり、失業等があった場合に給付を受けられる雇用保険制度があり、病気やけがをした場合の療養費や入院費の給付がある国民健康保険、健康保険、後期高齢者医療制度があります。
また、介護が必要になる場合に備え40歳から保険料の負担が発生する介護保険制度もあります。
さらに、会社員などの被用者は、会社が保険料を支払い、業務上または通勤途上の病気怪我に対する給付がある労災保険の制度も社会保険に入ります。
特に健康保険などで考えると健康な人は保険料を負担するばかりで不公平だと感じる人もいるかもしれません。直接的な給付は受けていなくても、間接的には、生活する場所に病気が蔓延しない、治安が安定するなどの恩恵を十分受けているのです。
これが公的に社会保険制度を整えている理由でもあります。私達は保険料を支払う意義を考えつつ、どんな場合に必要な給付を受けられるか等の制度の知識もよく理解しておく必要があります。